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旧態依然とした守りの行政を改革せよ!

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東洋経済オンライン」よりコピー

 

行政手続きが煩雑なのには、ほとんどの人がイライラしているのではないだろうか。身近なところでは、昨年のマイナンバーカードを使った給付金の支給申請の手続きにおいて、思いもよらない壁にぶつかってしまった。マイナンバーを入力するのみでよいと思っていたところ、マイナンバーカードの暗証番号って何?カードリーダーがいるの?など、思いもよらないいくつかの壁にぶつかって、結局、この方法による申請をあきらめてしまった。

 

そして先日、市役所に行って暗証番号の再交付を依頼した。本人顔写真入りのマイナンバーカードを提出すると、「身分証明書を提出してください」という。「なぜ必要なんですか?」と問うと、「マイナンバーカードのご本人かどうか確認するためです」とのこと。マイナンバーカードの顔写真は何のためにあるというのだろう。笑い話にもならない。これは極端な例とはいえ、お役所の体質を象徴しているのではないだろうか。しかし、このような簡単な手続きはまだマシな方である。一般に税理士や司法書士が行っているような手続きになると非常に煩雑である。

 

今回、少し難易度の高い数次遺産相続による登記申請を自分でやってみた。遺産分割による登記申請においては登記申請書以外に遺産分割協議書なるものが必要になる。昭和49年に父が他界し、一昨年母が亡くなった。しかし、母は名義の書き換えをしないまま亡くなった。このように登記申請をしないまま相続が数世代に渡ってしまうことを数次相続という。次数が高くなるほど、法定相続の範囲が広くなり、戸籍謄本などの必要書類が増えてくる。また手続きも複雑になってくる。さらに登録免許税や相続税司法書士に支払う手数料といった諸経費が膨らんでくる。

 

筆者の場合は二次相続であり、数次相続の中では最も簡単なものだった。それでも、素人にはたいへんな作業になる。例えば、必要書類としては、被相続人(亡くなった先祖)と相続人全員の戸籍謄本、住民票、住民除票、相続人の印鑑証明、固定資産評価証明書が主なものである。被相続人の戸籍謄本は、被相続人の出生に遡って手配する必要があるので特に面倒である。今回の手続きにおいては、14通の書類をさまざまな役所に手配した。これで終わりではない。おそらく手続きの不備を指摘され、何度も法務局に足を運ばないといけないかもしれない。数次相続がいかに複雑で面倒な手続きになるか想像していただけると思う。

 

現在、相続手続きをしないまま放置された土地や建物が全国に溢れているという。手続きの煩雑さと費用の負担が大きいからである。放っておきたい気持ちもわからないではない。

 

規制や行政手続の問題で社会のスムーズな流れが滞り、国の発展が阻害されているとしたら本末転倒である。現在施行されている規制や行政手続の多くは半世紀以上もそのままのものが多いのではないだろうか。しかし、この半世紀の間、科学技術の進歩は著しく、人々の生活様式も大きく変化してきた。とくにインターネットが普及してからの社会は、これまで人類が経験したことがないほど便利で効率的になってきた。そのような時代にそぐわなくなった制度は非常に多いと思う。ハンコの撤廃など小さなことで大騒ぎしているようでは心もとない。旧態依然とした制度について、小手先の改善ではなく、すべて白紙から見直してみるような思い切った改善が必要ではないだろうか。例えば、すべての個人情報をマイナンバーで一括管理するようにすれば、面倒な書類の手配をしなくて済むと思う。それによって国民の利便性と行政効率が向上していく。

  

企業においては創造力を発揮し、価値のある新商品や新サービスを提供していけるかどうか企業存亡のカギを握る。行政においても創造力を重視し、旧態依然としたしくみを改善していってもらいたい。すなわち守りから攻めへの行政の転換である。そのためには有能な若人がのびのびと活躍できる環境が必須である。しかし、昨今、学生が国家公務員に魅力を感じなくなったり、仕事に絶望した有能な若い多くの官僚がやる気をなくしたり退職しているという。これでは国が衰退していく。その顕著な兆候が、今回の後手後手に回ったコロナ対策で浮き彫りになった。旧態依然とした行政庁や政界の改革が待ったなしである。

 

以上

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慕情(Love Is a Many-Splendored Thing)』をクロマチックハーモニカで演奏してみました。よかったらお聴きください。

<曲の説明>(ウィキペディアよりコピー)

『慕情』(ぼじょう、原題: Love Is a Many-Splendored Thing)は、1955年に公開されたアメリカ合衆国の映画。ベルギー人と中国人の血を引くハン・スーインの自伝をもとに映画化された。サミー・フェイン作曲、ナット・キング・コール歌唱による主題歌は映画音楽史上屈指の名作と言われる。フェインはジャコモ・プッチーニの歌劇『蝶々夫人』のアリア「ある晴れた日に」を参考に作曲した[要出典]。第28回アカデミー賞歌曲賞受賞作品。