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日々新又日新

政治や行政はもっと民間に学べ

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先日、「政府のコロナ「第4波」対策に違和感を強く覚える理由、救急医が提言」(2021.4.1付 DIAMONDonline)

と題するある医療機関の救急医の提言を読んで、なるほどと共感したので紹介したい。掻い摘んで述べると、『行政から大号令はあっても、ヒト、モノ、カネをどうするのかといった中小の医療機関の死活的な問題について何ら方策が示されていない。「お願い」であって「強制」ではないから、これでは積極的に対策を進めることができない。』というのである。

 

昨年からの、政府のコロナ対策を振り返ってみると、終始一貫して後手に回ってきたコロナ対策。そして個々の対策をみると、代わり映えしない自治体任せや国民任せが目立った。その代表的なものが、強制ではなく自粛要請。聞こえはよいが、裏を返すとリーダーシップ不在で、責任の所在が不明確である。いかにも日本的である。そしていざ強い対策をとるかと思えば、有効な対策を打たないまま、時短制限違反者に罰則規定が設けられた。その前に、政府の責任でやるべきことがたくさんあったはずである。その裏では官僚や政治家の夜遊びが問題になるのだから、開いた口が塞がらない。

 

これまでの政府の対策に共通するのは、リーダーシップの欠如と不明確な責任所在。そして、その背景には、硬直化した行政のしくみに問題があるのではないだろうか。予期しない国難に対応するためには、柔軟な発想とそれを吸い上げて政策に生かしていく風土やしくみが欠かせない。日本屈指の優秀な行政庁の頭脳集団にあって、それができていないということは、組織が硬直化しているとしか考えられないのである。

 

企業において成長を妨げる最も大きな要因は、鬱々とした権威主義のはびこる活力のない硬直化した体質である。世界を席巻する「GAFA」( GoogleAppleFacebookAmazon)をみて欲しい。のびのびと活躍する優秀な若い研究・開発者と、その成果を最大限経営に生かしていく優れた経営者が一体となっているから、世界的な企業に成長できたのである。対して日本はどうだろうか。研究開発力の国際的な凋落が著しい。最近話題の国際的な大学ランキングにしても恥ずかしい限りである。ワクチン接種率やワクチン開発の遅れは先進国の名に値しない恥ずかしい状況である。挙げたらきりがない。このままでは日本に明るい未来はない。その最大の責任が日本の政治や行政にあることはいうまでもない。

 

この大変革の時代にそぐわない村社会のような長老支配の旧態依然とした政治や、腐敗した行政の立て直しが待ったなしである。しかし、「言うは易く行うは難し」、既得権益でがんじがらめになっている現行のしくみを変えるのは容易ではないだろう。また、一度染みついた体質はなかなか変わらない。2007年に民営化された郵政三事業がこのことを物語っている。

 

政府や行政の内部からよい政策が出てこないのであれば、国はもっと賢明な民意に謙虚に耳を傾けることが大切だと思う。医療などの現場からは連日のように、怒りや悲鳴ともいえるような意見や改善案が提案されている。これらの中には共感するものが多い。民間には優れたアイデアがいくらでもある。その一例は新型コロナ対策の“山梨モデル“である。ここでは詳しいことは述べないが優れたアイデアだと思う。最悪は昨年の、Go To Travelキャンペーンだった。専門的な知識も能力もない権力者が、強引に権力を振るうと国全体が間違った方向に進む。Go To Travelキャンペーンはもとより、アメリカの前政権がその極端な例だった。

 

健全な政治行政に最大の責任を追うのは与党であるが、同時にそれは野党の責任でもある。しかし、野党も人材不足で頼りない。敵失の追及ばかりで元気なところを見せても信頼を失うばかりである。猛々しさや威勢はときに暴力と同じで不愉快な気持ちになることがある。真摯に腹の座った大人の政治力を見せてもらいたいと思う。

 

以上

 

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以上、書きながらだんだんといやな気分になってきました。読まれた方はなおさらかもしれません。申し訳ないと思いながらも、政治に無関心であってはいけません。

 

気分転換には音楽がいちばんです。

1997年の映画『タイタニック』の主題歌、「My Heart Will Go On (Love Theme from "Titanic")」を演奏してみました。よかったらお聴きください。

 

<曲の説明>(ウィキペディア)

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」(英: My Heart Will Go On = 私の心は生き続ける)は、1997年の映画『タイタニック』の主題歌。アカデミー歌曲賞を受賞した。作詞はウィル・ジェニングス、作曲はジェームズ・ホーナー、プロデュースはサイモン・フラングレン、ジェームズ・ホーナー、ウォルター・アファナシエフ。歌はセリーヌ・ディオンである。元々は1997年のセリーヌ・ディオンのアルバム『レッツ・トーク・アバウト・ラヴ』でリリースされ、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど世界各地でナンバーワンを記録した。1997年12月8日にオーストラリアとドイツ、その他の国では1998年1月と2月にそれぞれリリースされた。